色混ぜした絵の具はこうなります
真ん中のお顔が楽しい
慎重に絵の具を使っていますね
今回は「パレットを使おう」です。
最近教室に新しく入会してきた子たちが増えたので
しばらくパレッットは使っていなかったのですが
(パレットは慣れていないと物凄く教室が混乱するのです)
そろそろ体験させてあげたいなと思い、今回の活動になりました。
パレットに、赤、青、黄、白の4色を出してあげて、混色を楽しんで
もらうやり方です。
白い画用紙に直接絵の具でもよかったのですが、なにか色を付ける
きっかけが欲しいなと思い、今回は丸シールとクレパスでお絵描き
した後で、絵の具にしました。
正確に言うと、絵の具のきっかけがクレパスで、クレパスのきっかけが丸シール
なのです。
久しぶりにパレットを出してみて分かったのは
年中さんと年長さんのリアクションの違いです。
年中さんはパレットの中で混色することは夢中で遊ぶのですが、
そのできた色を画用紙に塗る意味までは捉え切れていないようでした。
なので、混ぜては洗い、色をもらってまた混ぜて、という遊びで、遊んだ割には
画面は白いままなんですね。
年長さんになると作りたい色の為に混色するといった、絵を描く為の道具として
扱おうとしている子が多くなっていました。
もちろん途中から手に塗ってみたり、ひたすら混ぜたりもしていましたけどね。
どちらが良い悪いというのではなく、この寄り道こそが、造形の醍醐味だよなーと
感じました。
制作の過程そのものに醍醐味を見いだす態度は、自分も絵を描く作家として
とても考えさせられるのです。