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保育園造形 m

どんな形を貼ろうかな

一枚貼って、また一枚

最後は絵の具も付けました

4さい「きっかけから描こう」
一番の自由は、ただ白い紙を渡して好きに何でも描いて良いよ、ということかも
しれません。しかし、それだけでその子の造形が広がるかといえば、そうではないようです。
人は自分の中にないものと出会った時に、新しい広がりを見せられる「チャンス」に巡り会える
のではないかと思います。
そういった意味で、ある種、自由を制約するのが「きっかけ」なのだと思います。
スポーツが、ルールがあるからこそ創造的なプレーが生まれるのと同じ事です。
とくに4さいのこの時期は「自分のしたい事」と「新しいものにチャレンジしたい事」
とを両方持ち合わせ始める時期で、こうした「きっかけ」をとても楽しんでくれます。
今年はちょうどそれぞれの園で違う「きっかけ」を遊ぶ事ができたので、ご紹介します。
保育園mでは、あらかじめランダムにカットした段ボール片をきっかけにお絵描きしました。

一枚ずつ離して貼ってますね

こちらは繋げて貼ってます

クレパスで色を付けました

鳥みたいに見えます

端から貼っていきました

ダイナミックな画面です

絵の具でバランスをとっていますね

はじめから電車と決めていました

絵の具もいっぱい遊んだようです

迷路の様な構造ですね

遊び尽くした感じです

楽しくなって紙を伸ばしちゃったね

                                        次回へ続く
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保育園造形b.m.i

力が入ると脇が開いちゃいます

そう、脇を閉めてゆっくりね

切り落としながらカップに入れます

3さい「ハサミを使おう」
そろそろクラスの雰囲気も落ち着き始めて、先生の言う事も
ちゃんと聞けて、決まりも守れるようになってきました。
というわけで、一斉活動でハサミを使ってみる事になりました。
私の勤めているのは保育園なので、子ども達は落ち着いた生活習慣の中で
2さいの後半頃には、少しずつハサミに触れる機会があったようです。
ですが、一斉に活動するのはこれが初めてで、先生方も少しドキドキの活動でした。
私の場合は3さい、4さい、5さいに関わらず、必ず最初にハサミのお約束を
子ども達と確認しあいます。
怪我をしないおまじないは   「使わない時は、置いておく!」
ハサミというものは、使っていて指を切るより、使っていない時に持ち歩いて
転んだり、ぶつかったりして危ない状況になることがおおいのです。
ですから、しつこいほど繰り返します 「使わない時は、置いておく!」
楽しい活動も怪我をしてしまっては、元も子もないのです。
さて、今回のメインの活動は「一回切り」の遊びです。
一回で断ち切ることのできる幅にカットした色画用紙をチョッキンチョッキンと
切り落します。
楽しくていろんな色の色画用紙をたくさん切っているうちに、いつの間にか
ハサミ名人になっちゃった!って感じです。
ただ切り落とすだけの活動ですが、子どもは「できた!」というのがうれしくて
何回も何回も繰り返します。
今回は、さらに、切り落としたものをクリアカップに入れてマラカスにして遊びました。
小さな手をいっぱいに広げたり握ったりして真剣にハサミを動かす姿はとても輝いていて
こういう姿をぜひ保護者の方々にも見ていただけたらなーと思いました。

ちっちゃいのも挑戦

縦に切り始める子も

なんか複雑なことしてます

持ち方は後ろから支えながら教えてあげます

金銀折り紙も追加で

わー、カップ2杯分も切っちゃった!

シールコーナー

かわいいのできたよ!

金きらシール貼ったよ!

ハサミが終わった子は、カップを閉じてもらって、大好きなシール貼りです。
あんなにハサミを頑張ったのに、まだこんなにシールを貼っちゃうなんて
子どもが好きな事をするときのパワーって凄いです。
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教室造形

動物がいっぱいでかわいいね

季節に合っていたね

動きと表情が素晴らしい!

「おしゃれシマシマ紙を使って」
文房具屋さんで、おしゃれなシマシマ模様の折り紙を見つけました
これを貼って「きっかけ」に出来ないかなと考え、活動にしました。
ただ、その折り紙は、お高かったもので、どうしたものか考え
今回は自分で、パソコンでシマシマ模様の紙をつくり、プリントしました。
パソコンだと1パターンつくれば、色合いを変えて、何パターンにもできるのが
良いところです。
合わせる描画道具をペンにするかクレパスにするか悩んだあげく、教室によって
変えてみることにしました。
皆さんは、どちらがお好みでしょうか。
こうして並べて眺めてみると、シマシマの特徴に寄せて発想する子もいますし
自分のやりたい事に素材を寄せる子もいるんだなーということに気がつきます。

紙を何枚もつなげた大作です

シマとテープを上手くつかいました

シマシマの女の子

シマシマのお魚

恐竜とシマシマ構成

自分の靴を良く見て描きましたね

構成的な遊びです。これもあり。

富士山大噴火!クレパスの塗り込みがきれい

シマシマ列車。近景のひまわりがうまい

水に映る虹です!うっとり

使い方がうまいですねー!

構成と手描きの色が美しい

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保育園造形 i

真剣です

紙を繋いで繋いで

2時間弱かかって描きました

5さい「見て描こう」パイナップルをクレパスと絵の具で。
今回のテーマは「全力で取り組もう」です。
5さいくらいになると、子どもでも自分の出来る事の80%くらいの力で
物事を済まそうという様子が見られるようになってきます。
意識的にサボるのとは少し違うのかもしれませんが、効率よく生きようとする
ことは、大人になる過程で獲得していく大事な要素で、それ自体は、ある意味で
成長の証ともいえるかもしれません。
しかし、毎回そんな調子で物事に取り組んでいては、本当の喜びや満足感に
出会えません。
子ども達には、全力で自分を試し、さらに良くなろう、という気持ちを持ち続けて
欲しいし、また、そんな大人になって欲しいと願っています。
そこで今回は
「丁寧に塗ろう」
「手をゆっくり動かそう」
「大きくて美味しそうなパイナップルにしよう」
「疲れたら休んでもいいから、最後までじっくりやろう」
という事を描く前にお話してから始めました。
出来上がりは以下のとうりです。
やっぱり本気で取り組んだ5さいの姿は、凄い!
表情もアイディアも輝いていました。
絵を描くって楽しいね、という基本に立ち返れました。
描画指導で困っている先生方へ
子ども達を「めんどくさがらせない」ためには
如何にハードルを設け、子どもに覚悟してもらうか、そして大人が、自身を持って
立ちはだかれるかがポイントです。
絵を描く事を通して「伝えたいこと」があるのなら、大人も覚悟しなければいけません。
子どもも大人も、一枚の絵に真剣に向き合うのは大変だけど、その先に必ず喜びがあります。
がんばりましょう。

葉っぱ1本ずつにリボンが

葉っぱの折れた感じがいいね

丁寧に描きました。虫も来ました

きれいな塗り込みの工夫ですね

食べられなくて泣いてる女の子らしいです

実の模様を凝ったりやめたり(笑)

トゲトゲをいっぱい描きました

最初の実の塗り込みが凄い

四つ切り二枚分です

下の三人は、パイナップルから広がる世界を楽しむ方向に行ったようです。