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教室造形

割り箸と串を軸にしています

「画用紙かざぐるま」
画用紙と割り箸と串と輪ゴムとビニールテープ
それだけでできてしまいます。
しかし、これがよく回るんです。
風を羽に受けるように走ると、気持ちがいいくらいに回ります。
どんなデザインにしようかは、こどもにおまかせ
裏面も自分が回っている色を見るために塗ったり描いたりしています。
色は「ポンキー」という三菱から出ている色鉛筆を使っています。
クーピーとクレパスの間くらいの描き心地で、色もはっきり出るので
最近私の教室では水性ペンにとって変わるほど重宝してます。
(別に三菱の知り合いがいるわけではないですけどね)
ちょとだけ割高なのと、なぜか白が別売りなのが残念ですが
オススメ画材です。

走るとよく回って愉快ですよ

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●5さいさん、こいのぼりをつくる

こどもの日に向けて園では、こいのぼりをつくる活動をしますね。
世界にただ一つのこいのぼりが青い空に泳ぐ姿は
子どもたちの心に素敵な印象を残してくれるのではないでしょうか。
今回は私の講師として「保育園でのこいのぼりつくり」についてのお話しです。
まず、手順ですが、始めに子どもたち1人ひとりが
「こんなこいのぼりをつくりたいな」「お空に泳がせたいな」という
ものを小さな紙にデザインしてみます。

次に、それらのデザイン画をしばらくクラスに掲示しておいて
クラスのみんなで、どのこいのぼりにしようか話し合います。
基本的に担任の先生は司会のような感じで、子どもたちの意見を
引き出したり、まとめたりするのが役目です。
みんなでつくるデザインが決定したら
大きな紙や不織布(こいのぼり用が売ってたりもします)でつくります。
クラスで一匹の大きなものにするなら裏表で2つのデザインが
選ばれたりしますし、画材も展示場所によって雨に強いものなどが
選ばれたりします。
あとはみんなで手分けをしたり、場所を決めたりして制作していきます。
この時デザイン画を選ばれた子は、みんなの指揮をとったり、みんなに
頼られたりすることもあります。

そうして出来上がったら、先生が裏表を縫ったり、紐を取り付けたりして
完成します。
園庭に飾ったり、公共の場に飾ったり、クラスに飾ったり、園によって飾り方は
様々ですが、子どもたちが自分たちで決めて自分たちでつくった世界唯一の
こいのぼりはとても誇らしげに飾られます。
私がこの活動を毎年取り入れている理由は、この活動の大事な部分は
「みんなで話し合って決める体験」だと思っているからです。
この話し合いは5さいさんならではの「できること」だと思いますし
4月になって初めてのクラスの共同制作というタイミングもあって
これから一年間クラスをつくっていく先生にとっても大事な体験に
なるのだと思っています。
話し合いの結末は色々な落としどころがあってもいいのです。
デザインの頭部と他の子のデザインのシッポ部分とを合体させちゃおう!とか
みんなで細かく部分を分けて塗っていこうとか。
大事なのは子どもたちが自分たちで自主的に決めるという体験をすることです。
先生が単に子どもに提案して、子どもがそれに従うのはスムーズに物事が
運ぶかもしれませんが、それでは子どもが主体的に物事に取り組む喜びや姿勢が
育ちません。
こいのぼりをつくることが目的なのではなく、こいのぼりつくりを通して「何か」を
伝えることが目的なのです。
こいのぼりの完成は きっかけ に過ぎません。
保育における造形活動は、そこのところが分かっているかいないかによって
大きく勘違いしたものになってしまう怖さがあります。
子どもの育ちに寄り添い、後押しするすることが「造形の意味」なんです。
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教室造形

太古の世界 色がいいねー

地下にこんな世界があるとは

仲が良さそうだね

「油性ペンとクレパスと絵の具」
今回は、形を細かく描ける油性ペンで描き
色はクレパスと絵の具でつけてみよう、という活動です。
こどもたちは、クレパスが絵の具を弾くことを知っていますから
じゃあ、後で弾かせたいところや、絵の効果としてクレパスがいい部分には
クレパスを使い、絵の具の効果の方がいいところは絵の具をつけよう
ということを自分で考えて決めて描こう!
というねらいで、やってみました。
「絵を描く」とは頭を使うものなんですねー
特に小学生になると、そういう工夫が楽しいし、その子なりの
考えがしっかりと見えていて感心しました。
しかしみんな、この四つ切りの画用紙(約32㎝×54㎝)の大きさに
ちゃんとバランスよく描けるものですねー!
なかなかすごいことですよ。

こびと?妖精?かわいい世界

詳しく描いてるね

なんか不思議な絵だねー

きれいな鳥たち

こっち向いてちょっと微笑んでるねー

恐竜の行進だ

白を上手く残してるね

いろんなドラゴン

美しい孔雀の羽だねー!

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保育園造形

楽しそうな材料がいっぱい

おー、長いのがついたー

2連カメラかな、すごいね

5さい「カメラをつくろう」
廃材工作です。
カメラをつくって、撮影ごっこをして遊ぼう!という活動です。
身近なものをフレーミングして観察すると
普段見過ごしていたものを再発見する楽しさがあります。
そんな楽しさを通して観察するおもしろさを体験してもらおうという話です。
5さいさんはモチーフを見ての観察画に挑戦するので
その前段階の役割もあります。
今回はカメラつくり
好きな箱をベースにいろいろと部品を足したり、飾りを付けたりします。
「カメラ」というのは、多分、レンズっぽいものが付いていれば
もうカメラなので、工夫の幅が広いテーマですね
担任の先生もびっくりするくらい、どんどんつくっていましたよ。

レンズの先にさらにカップをつけたんだ

とるよー、カシャ!

素敵な飾りいっぱい

ビニールテープがすごい

キラキラのフラッシュ

なんかプロっぽい

縦型もいいね

カメラ女子たち

お互いにパシャリ!

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幼稚園造形

にじみを感じながら

女子たちの世界が出来てます

遊び込む体験も大事

年長「クレパスと絵の具でお絵描き」
クレパスは油の成分は水で薄めに溶いた絵の具を弾きます。
この性質は、描いた絵が消えないように画面を飾れるので
技法として、よく使われます。
絵の具の役割としては、単に画面を華やかに見せるだけではないようです。
クレパスで描いた後に、絵の具に取り掛かるとき
作者(こども)は一回自分の絵を引いて見ることになります
そして 「さて、何色塗ろうかな」 となります。
この「さて」が結構大事なんだと思います。
※この話は結構深いので、いずれ考察コーナーにてまとめたいと思います。
もちろん絵の具自体の美しさも、こどもたちは感じながら筆を動かしています。
簡単に言うと
絵の具は繰り返しやると、いろいろ素敵な体験になるんだよ
ということです。

ある子が自由画帳を見せてくれました
そうしたら園庭をパノラマに描いていました。
自由時間にこれをやるなんて
なかなかカッコイイことするじゃん!