年少、年中「小さい紙にお絵かき」
コピー紙の1/4ほどの大きさの紙に好きに描いて
できたら飾る活動です。
お絵かきがへっちゃらな人になるためには
立派な絵を上手に描くことより
小さい紙でもいいので、いっぱい描いて
描くこと自体を楽しいと思えることが大切だと思います。
お絵かきに苦手意識のある子は、描くことから遠ざかって
それで手の動きや心の動きを鈍らせてしまって
それが悪循環として、さらに描く機会を減らし
結果、自分自身の絵に上達が感じられず
もっと嫌いになってしまうんですよね。
まずは、お気軽に絵画表現を楽しむ、
人が見て上手下手ということではなく
その子なりに「へっちゃら」になる、それが大事。
へっちゃらにさえなってくれれば、
こちらとしても、楽しい提案がいっぱいできるということです。
年長「自由画」
年長さんは八つ切り半サイズの画用紙に好きなお絵かき。
絵を楽しむためのアドバイスとして
・自分の絵は自分で考えよう
・塗るのも描くのもゆっくり丁寧に描こう
・「いいこと考えた」をいっぱいしてみよう
というお話をしました。
年長さんになると、ただ描かせると大半の子は60%くらいの力で
終わりにしようとします。
描くことは終わるための作業ではなく
その過程に楽しいことや発見があるから描くわけです。
それはただ単に絵を描くだけの話ではなく
生きていく上での楽しみ方に通じるものがあると思っているのです。
だから絵を描かせることも保育なのだと思います。
いつもより本気度が高い絵ができて、ヘトヘトになりながらも
子ども自身が満足そうでした。