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クレパス絵の具、木端オブジェ

3さい「クレパスと絵の具で描こう」

造形の楽しみは作品を完成させるだけではなく、制作の過程にこそ楽しみや大事な要素があります。

クレパスで描いたところに絵の具をつけると、弾いたり、色の組み合わせがきれいだったり

また絵の具同士でも、色が混ざり合っていく面白さに惹かれたりします。

絵の具は、自分がしたこと以外が画面の中で起こるのが魅力で、変化して行く色の様子に刺激されなが

ら、描いている子の心も変化していき、その中で、発見や興味が生まれていきます。

夢中になって描いているうちに、画面の色は、混ざり合って濁ったような色にもなりますが

それこそ、たくさん遊んだ「美しい色」と言えます。

ちなみに、この子たちは絵の具に少し慣れているので、塗り分けて出来上がりを意識した塗り方を

している子もいます。楽しみ方が広いのも、絵の具の良いところですね。

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5さい「木端でオブジェをつくろう」

いろんな形の木端をボンドでつけて立体の制作をしました。

土台は15センチ角のベニヤ板です。

見ていて面白かったのは、初めはみんな「ビルをつくる」とか「ロケットをつくる」とか

つくりたいもののイメージがあるのですが、木端がランダムな形なのもあって

イメージ通りの材料が揃わないとわかると、そこからは、素材の形に心を寄せていって

この形ならどこにつけようかなー、と一個一個考えながら組み立てて行く姿でした。

私は、自分の考え通りに計画を立てて実行するのも大切な能力だと思いますが、逆に環境に合わせて

臨機応変に楽しむ能力も大切だと思っています。

そこが造形の面白さで、そこに気がつくと、絵でも立体でもずーっとつくり続けられる人になります。

人の設定したゴールにたどり着く喜びも、自分でゴールを決める喜びも両方知ってもらいたいのです。

★もう一つ今回面白かったこと

完成した作品が嬉しかったのか、自由帳を持ってきて、その作品をスケッチする子がいました!

心が動くと、その余力で素敵な可能性が生まれます。

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まねきねこ、木彫りの鴨を描く

「まねきねこ、木彫りの鴨を描こう」

モチーフを見て描きました。

今回のモチーフは、「まねきねこ」と「木彫りの鴨」の置物シリーズです。

好きな方を選んで描いてもらいました。墨で形を描いて、クレパスで色を塗っています

生き物の置物は、絵に何とも言えないキュートな雰囲気が出るので好きです。

見ていると喋り出しそうな感じもします。

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油ねんんど、色画用紙構成

4さい「油粘土でつくろう」

油粘土は子どもたちが手軽に遊べる素材ですが、好きで遊ぶ子と、そうでない子では

結構その経験値が違うものです。

そこで今回は、一回全体活動として、油粘土の楽しさを体験させてみようということになりました。

大きな塊を分けたり、丸たり、伸ばしたり、指と手を使う体験は、いつも粘土で遊んでいる子は

できるようですが、あまり遊ばない子は、力の入れ方などの感覚がなかなか難しいようでした。

今回は最後にオリジナルのケーキを作りました。

最後のおまけにキラキラのおもちゃもデコレーションしましたよ。

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3さい「色画用紙の構成遊び」

八つ切りの⅛サイズにカットした色画用紙から好きな色を3枚取って

それを好きな風にハサミで切って、八つ切り画用紙に貼りました。最後にクレパスもしましたよ。

切り方一つとっても個々にやりたいことが違うし、貼るのも、形を見立てながら貼る子もいれば

とにかくどんどん貼る子もいます。見ていると本当にワクワクします。「へー!こうきたかー!」という

感じです。しかし、いずれにしても3さいの子でもちゃんと考えながら貼っている様子は感動します。

子どもをなめてはいけません。ほんとに。

クレパスでさらに、その子らしさが現れます。作品からその子らしさが現れるのは大事だと思います。

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園長先生、ミシン、調理器具

年長「園長先生を描こう」

お寺の幼稚園なのでお坊さんの園長先生です。

袈裟姿は子どもたちには新鮮らしくて、不思議な色の布地や

細かい鳳凰の刺繍や飾りの刺繍を見て驚いているようでした。

描くのは、とっても難しそうですが、果敢にチャレンジしてくれました。

上手下手という物差しではなく、自分なりに解釈したり考えて表現することが大切だし

さらに、お友だち同士で、お互いの表現を認め合うことができれば最高です。

足元から描き始める子もいましたし、あえて後ろに回り込んで描く子もいました。

それにしても周りを飾る薄い絵の具の扱いが良いですねー!美しすぎます。

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年中「モチーフを見て描こう」

年中さんも「見て描く」に挑戦しました。

お題のモチーフは各クラスの先生方に考えてもらいました。

クラス①は「ミシン」 発表会の衣装作りの真っ最中なので、こうやって作ってるんだよ

という気持ちでモチーフを決めたそうです。

クラス②は「調理器具」 発表会の劇でぐりとぐらをやるそうで、劇中にカステラを作る鍋が出てくる

ということで、子どもの身近にある調理器具にしたそうです。

先生にとっても、子どもにとっても、チャレンジな活動ですね。

どちらも、先生と子どもたちの信頼関係によって生み出された作品なのではないでしょうか。

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多素材同時だし構成

5さい「多素材同時だし構成」

3さいからやってきた造形活動の集大成のような活動です。

素材もクレパスも絵の具も初めから全部用意していて

何から使うか、どう使うか、使って何をつくるのか、自分で考えて決めてつくろう!ということです。

毎年恒例でやっていますが、毎年全然違う雰囲気になる不思議な活動です。

作品がどんな感じになるのか、全く予想がつかず、ドキドキします。

用意された素材を大胆に使う人もいるし、あえて素材はあまり使わずに絵を中心に仕上げる人もいます。

計画をたててから素材を選ぶ人もいますし、手を動かしながら発想する人もいます。

そんな自由な子どもたちですが、他の人の作品は、ちゃんと「それいいね」と認め合っている姿もあって

もう直ぐ一年生になる子どもたちの成長を感じる活動にもなりました。