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保育園造形 m 

はさみ、ちゃんと使えるかな?

細かくチョキチョキ

どんどん貼ってみよう!

3さい「ハサミと糊の活動」自分で切って貼って
ハサミがだいぶ安心して使えるようになってきたところで
色画用紙を台紙に貼ってみようという活動です。
貼る紙は自分でハサミを使って切った色画用紙です。
カードサイズの色画用紙を自分で好きな色を選んで切ります。
切った紙はなくさないように粘土の蓋に溜めていきます。
ハサミで切った形が何かに見える度に「滑り台!」とか「お山!」
とか教えてくれます。ただ切るだけでもとても夢中になって
楽しそうです。
今回はそれを糊で台紙となる八つ切り画用紙に貼っていきます。
その子によって、並べたり重ねたり、埋めたり、様々な反応が
見られます。
本当に人というのはそれぞれやることが違う物です。
同じ目標を作る様な製作では見られない姿ですね。
最後に銀色の折り紙をカットしたものもあげました。
活動の「おやつ」のようなもんです。
それにしても、切って、貼ってとずいぶんと長く活動が
できるようになりましたね。

小さなカケラも上手に貼るね

並べたら電車みたい!

切り込みが入っているのもあるね

色も大きさもバランスがいいなー

小さいのをまんべんなく貼ったね

集中して貼ったり、外して貼ったり

可愛い花が咲きましたね

力強く地面から立っています

地面の虫さん達が気になるね

4さい「紫陽花」
これはクラス担任の先生がしてくれた活動です。
和紙を絵の具で染めて、それをちぎって紫陽花を造ったそうです。
始め先生は紫陽花形の台紙にちぎり紙を貼るつもりでしたが、それでは
子どもが遊ぶ(良いことを思いつく) 余地みたいな物がないので、思い切って
ただの白い画用紙に貼らせてみては?ということになりました。
上の3さいのところでも書きましたが、人って思った以上に普通にやることが
違う物です。そしてそれが表れることがその子の表現ですし
それを受け止めて認めてあげることが造形の考え方です。
ですから、バラバラに貼る子、紫陽花をかなり意識して貼る子、いろいろいて
いいし、それが自然ではないでしょうか。
紫陽花を上手に造ることが目的なのではなく、紫陽花をきっかけとして
自分なりに表現することが素晴らしいことなのです。
紫陽花にならない子がいてもいいじゃないですか、今回はそうだった
というだけのことで、また成長した時に今度はどうするかな?と
長い目で見ることがとても重要なのです。
その後のクレパスでの描き足しも。ちゃんと葉っぱを描く子がいたり、関係なく
好きな物を描く子がいたり、その中間だったり、本当にいろんな子がいます。
それぞれの思いつきや工夫が画面に表れていて、とても素敵な活動になったのでは
ないでしょうか。
ちなみに紙を染めた時に紫系統の色ばかりでなく黄色も使ったのが隠れたファインプレー
だと思います。とても絵の中で効いてますね。

大きな塊のお花だね。周りもおもしろい

画面全体が華やいでいます

紫陽花と女の子、星とハート

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●絵(かたち)を描く為の考え方

まずはロケット形を描いて切るよ

紙に貼って何に変身させようかな

ロケット、電車、魚に変身!

5さい「お絵描きしよう〜ロケット形から〜」
例えば、動物でも、人でも、乗り物でも、絵を描く為には
その形を自分なりに納得のいくように表せなくてはいけません。
それは年齢が上がり、自分の表す物に対して求めるものが高度に
なればなるほど、思う通りにできない自分の絵が嫌になり
お絵描きがつまらないもの、自信の持てないものになっていきます。
上手く表せない、自身のない子や人の描き方を見ていると
どうも、1本の輪郭線で表そうとしているように思えました。
輪郭だけの一発の線で描くというのは、とても難しく、全体の
バランスを認識しながら、さらに今引いている線をイメージ通りに
動かさなければいけません。
これは描き慣れた画家さんにも難しいことをやろうとしているようなもので
それは失敗もするし嫌になってしまうだろうなという感じです。
(逆に一発で描く緊張感が子どもの絵を魅力的にしている要因でもありますが)
逆に、絵を描くのがへっちゃらの人は、絵をパーツの組み合わせと考えます。
大きなパーツに小さなパーツをくっ付けていくことで完成させていくのです。
例えば象さんならば、体の形を長まるや四角で描いて、そこにその他のパーツ
である足や顔や耳や鼻をくっ付けていくのです。
絵を描く喜びは形が自分の思い通りに描けるというだけではありませんが
その事を気にするあまり白い紙を目の前に手が出ない子どももいます。
今回の活動は、そうした基礎のパーツがあれば何だって描けちゃうよ!という
事を伝えようと思い考えたものです。
始めに八つ切りの¼サイズの画用紙にロケットの様な形を描きます。
なぜこの形になったかと言うと、四角では生き物らしくないし、楕円形は
絵に自信のない子からすると、どのくらいの長まるか自身が持てなくて
手が出なくなると思ったからです。(自信のない子はそんな簡単なことすら
手が出ないのです)。
ロケット形は、描き順も示しました。
1、紙に1を描く
2、その横にまた1をかいて11にする
3、下を繋いでコップみたいな形にする
4、上をお山で繋ぐ
だれでもどんな自信のない子でもできるようにみんなで一斉に描いてみます。
(一枚描ければ2枚目からは自分でできるようになります)
できたロケット形を大きい画用紙(今回は四つ切りの正方形サイズ)に貼って
それに足をはやしたり、耳をくっ付けたりして何かにします。
動物でも、人でも、乗り物でもいいのです。
活動の様子は写真で紹介します。
この活動のポイントは誰でもできるやり方で「自分も出来た!」と自信を
付けてもらうこと、そこから自分のやりかたを広げてもらうことだと思います。
自信のない子や、お絵描きが嫌いな子は、始めの一歩の後押しさえあれば
そこからは自分でグングン進んでいく力を潜在させています。
始めの一歩を踏み出す勇気と喜びが大事なのです。
ちなみに、
元来、子どもは、こんなことをしなくても十分自分なりに絵を描きます。
上手下手の問題ではなく、自分なりに満足し、人に認められる喜びを
感じることが出来ればそれで十分です。
ですから、この「定型」を教えるような活動は毎回やるものではありませんし
そもそも「定型」を教え込んで子どもの絵の自由が無くなるんじゃないか
という考え方もあると思います。
しかし、私は子どもには「定型」を破る力があると信じています。
始めの一歩の自信さえ身につければ「定型」超えて自分の足で堂々と
歩けるのです。
また、文章がながくなり、少し散らかりましたが、もしも身近でお絵描き嫌いや
自信のないお子さんがいたら、遊びの一つとしていかがでしょうか。
大人も子どもも含めて「気楽に絵を描いて楽しめる」ようになればと思います。

人にするのかな?

鳥さんをきっかけに世界が広がってきました

人やベットにしたんだね

線が描けたら色鉛筆で色付けしたよ

場面に分けて描いています

人が踊っているみたい

元々上手な子も楽しめます

お兄さんとお姉さんと私と鳥ちゃん

よく塗ったねー!きれい!

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保育園造形 i 

5さい「みて描こう〜パイナップル〜」
今回は、墨+クレパスです。
墨一色で形を描いたのは、色選びの余地を
無くして、形を描くことに集中してみて
欲しかったからです。
もちろん形や模様をどのように表すかは
その子の考えたやり方でいいのです。
マス目にする子、ウロコにする子、刺だけに着目する子
いろんなパイナップルがあります。
パイナップルはその不思議な表面の感じを
どう感じてどう考えるか、そしてどう表すのかが
そのまま絵の個性となるのでやっぱり
面白いモチーフだなと思います。
墨が乾いてから色をクレパスで付けたのですが
給食を挟んで時間をさいて頂いたおかげで
その日の新鮮な印象のうちに色付けができました。
とても丁寧に考えながら色をつけてますね。
パイナップルの周りは、クレパスの側面塗り
で仕上げてもらいました。
さすが5さいさん
作品として完成を意識できるようになってきましたね。

まずはじっくり調べよう

細筆でしっかり描きましたね

みんなの作品。感想中。

クレパスで色塗り

好きな色も塗っちゃおう

大変だけど真剣です

墨でつぶれた葉っぱも描き起こしましたね

葉っぱの細かい表現も描き足しました

側面塗りも工夫してます

色を付けるのは楽しいね

細かいところも頑張りました

とってもオシャレ!色混ぜもいいね

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教室造形

海の世界、いろんな大きさがいいね

山の中の探検隊、自分が探検しているかのよう

お魚にストーリーがありそうです

今回は「トレーシングペーパーを貼って描こう」です
トレーシングペーパーは透けるのが特徴です。
不透明な色画用紙などで形を造ったり、きっかけにして絵を描いたり
するのとは少し違う表現になるのでは、ということで活動にしました。
基本はトレーシングペーパーで工夫をして考えます。
幼児と教室によってはマスキングテープを合わせて使ってもらいました。
マスキングテープは直線的な線的要素
トレーシングペーパーは形の面的要素
あと足りない部分はクレパスで付け加えます。
透ける素材がよく見えるように色画用紙を台紙にしています。
今回やってみての感想としては
みんな形の作り方やアイディアは素敵なのですが
どちらかというとトレーシングペーパーで無ければならないといった
表現ではないかもなーと思いました。
使っている素材の特徴を感じながらそれを活かす様な遊びにならなかった
のは少し残念です。
それは子どもの問題というより、提供する側、導入する側の自分の問題です。
もっと、透けることや重ねると美しい事などを強調したお話が必要でした。
活動の肝やねらいを捉え、それをどう楽しく伝えるかが先生側の責任であり仕事ですから
もっとしっかりと考えなければいけないな と反省したのであります。
とはいえ、子ども達の作品は楽しく美しいものができております。
子どもに助けられたかなーといった感じです。

水族館。芸をするアザラシがかわいい

どんどん貼っていきました。重なりがきれいです

並べたり重ねたり。構成的な遊び

迷路みたいにテープを使いましたね

クレパスの側面塗りが似合います

直線を活かして電車の絵になりました

実は、ちょうちょの羽が動きます。

白を活かした、恐竜の骨

大きな口だねー!牙もデカい

線路みたいな顔みたいな

重ねれば重ねるほど白くなります

クレパスで優しく塗るのもいいね

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幼稚園ワークショップ 4さい

お友達とするから楽しい!

つなげたね〜!

みてみて、アクセサリーみたい

幼稚園ワークショップ
4さい「ホチキスで遊ぼう」
私の教室も開かせていただいている幼稚園からの依頼でワークショップを開きました。
今回は4さい児に向けての活動です。(60人、ホールでの活動です)
先生方と相談して、今回はホチキスの導入の活動をしよう、ということに
なりました。
この幼稚園では今までホチキスは取り入れていなかったので
子ども達がこれからホチキスを好きになって活動の幅が広がるように
ホチキスとの良い出会いになるといいな、といった感じです。
おび状の紙をたくさん用意してもらいそれを繋げて長くしよう!という活動です。
始めは一枚の紙にガチャンとホチキスを打つ練習。
次は二枚の紙を繋げてみる練習。
というふうに最初の20分くらいは慎重に、困ってる子がいないか
確認しつつ進めました。
そこからは、子ども達にお任せです。
長く長く繋げる子もいれば、丸く繋げて体に巻いたり、面白い形を造って
見せてくれる子もいました。
途中からあらかじめ張ってあったロープを下ろし、そこにおび紙を繋ぐ
事を提案し、空間も使って遊びました。
最後はロープを張り直して蜘蛛の巣のようなジャングルの様なおび紙を
みんなで見ました。
始めは初めてのホチキスに戸惑っていた子も、夢中になってガチャガチャ
しているうちに、気がつけば片手で使いこなしていました。
ホチキスは子どもの、造りたいという気持ちにすぐに応えてくれる
とても力強い道具です。この活動をきっかけに、色々と物造りの楽しさを
広げて欲しいと思います。
先生方、お疲れさまでした。ありがとうございました。

真剣です。

どんどん出来るおもしろさ

まみれながれ造っています

お友達とも繋いでみよう

ロープも登場しました

出来上がり。たのしいね

いつものホールが違う空間になりました。