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●絵画作品の背景(バック)について

キラキラ、まわりの縁どりも子どもの絵にはよく見られます

下の部分はどんどん絵の具を混ぜて造った色、紙が破けんばかり

葉っぱを避けながら丁寧に塗りました

 子どもが主題を描き終わった時に、そのまわりの画面の空間をどうするか
というのは、指導者によって様々な考え方があると思います。
 
 私の場合は主題が描き終わったら、まわりを考える事を子どもに勧めます。
クレパスで主題を描いたら絵の具を用意して「絵の具でまわりを飾ってごらん」
と言ったり、「描いた物がもっと素敵に見えるようにまわりを考えてごらん」
と言ったりします。これがもっとも上手い言い方とは思いませんし、賛否あると
思いますが(まわりを描く事で絵を壊してしまう場合もありますし)、これには私
なりの理由があります。
 
 まわりを描く事をお勧めするのは、けっして大人の事情で絵の見栄えを華やかに
する為ではありませんし、時間の埋め合わせでもありません。
 その理由は2つ。一枚の絵になるべく長く関わってみて欲しいのと、子どもに
もうひと考え自分を掘り起こす経験をしてもらいたいからです。
 一枚の絵に長く関わっていると、新しい発見や、遊びや、ハプニングが起こる
可能性が高まります。そうした経験の積み重ねの中で、自分なりに表現することの
楽しみを広げて欲しいのです。
 もうひと考えというのは、人は制約がある事で自分が気がつかなかった力を発揮
したり、アイディアが浮かんだりします。小学生くらいになると自分の力の限界を
自分で決めてしまったり、少し余力を残した状態で完成にしてしまったりします。
そこで「主題に対してまわりを考える」という制約で、もうひと考え自分を掘り起こ
すような経験をしてもらい、やりきった!と満足して活動を終えて欲しいのです。
 もちろん活動内容や子どもの体調や様子を配慮してのことです。
 
 あと付け加えるなら、見栄えは関係ないと書きましたが、良い絵ができる事で
その子がたくさん褒めてもらえる事は重要だと思っています。褒めてもらえる事
や共感してもらえる事は、人としての自信に繋がりますし、自分らしさを気持ちよく
出せる人になって欲しい!というのが造形活動の目的の一つだからです。
 下の活動は、教室造形です。ゲスマニアという観葉植物を赤、青、黄、白の4色の
絵の具だけでパレットで色を混ぜながら描いたものです。

さわやかな雰囲気の絵ですね

風車?イメージが繋がったのでしょうか

無意識か画面のかたよりを木でカバーしています

水色と黄色の組み合わせが素敵です

1本の線でお空を表しました、鉢も工夫してますね

清潔感のある絵です、きちんとしてます

虹が流行りました、鉢の向こうを通るのが凄い!

葉っぱと虹のバランスが楽しいです

風も表現しました、とても丁寧に描いています

ピンクの色合いが真ん中の赤を引き立てます

渋い色の水玉模様が観葉植物に合っています

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